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【2022年度】自社オンラインショップ(ECカート)システムの選びで迷った時に考えるべき視点

オンラインショップを始める際にどのシステムを選べばいいかのか。どのシステムが自社の考え方に合っているのか。迷ったときに考えるカートシステムの種類と選ぶべきポイントをお伝えしたいます。


オンラインショップを始める際に初めにぶつかるのがシステムの選び方です。

商品の仕入れや写真撮影などは未経験でも想像がつきますが、システム選びは想像もできず難しい印象だと思います。

アリア株式会社のECコンサルタントが自社ECリニューアルやモール立ち上げの経験をもとに、複数のシステム会社と繋がりもあり、知見も豊富です。そんなアリア株式会社のECコンサルタントが分かりやすく解説してまいります。



-カートシステムの種類-


ひとえにカートシステムと言っても、さまざまな種類やサービスが存在していますが、大きく分けて3種類に分類ができます。

自分に合ったシステム(プラットフォーム)を見つけましょう。


・フルスクラッチシステム

フルスクラッチは既存のプログラムやソフトウェアを使用せずに独自でECシステムを構築する手法です。

開発期間が長く、メンテナンスの手間もかかるためコストが一番かかるといえます。しかし、自社の世界観や販売方法を確実に反映することができるため、差別化を図りたい通販大手会社などが多く採用しています。


・ECパッケージシステム

ECパッケージは既にECサイトを構築するのに必要な機能が準備されているシステムです。

ECサイト(オンラインショップ)を運営するにあたり、商品登録・在庫管理・決済機能など様々な機能を巧みに操り運営していく必要がありますが、この機能が基本セットされているイメージです。

ECパッケージの特徴は自社に合わせたカスタマイズが可能な部分にあり、基本機能に加えて販売方法や管理方法などによって自社のオペレーションに合わせてシステムを変更できます。フルスクラッチよりかははるかに安価で開発と運営が可能となりますが、システム会社の対応能力次第で納期や実現度が異なってきます。


・ASP

ASP(ApplicationServiceProvider)はECサイトを構築するために必要なシステムをクラウド型で提供しており、3種類の中では一番新しい手法と言えます。

基本的にはECサイト(オンラインショップ)を運営するにあたり必要な機能は全て兼ね備えています。ASPの特徴は共通のプラットフォームをレンタルしているというところにあります。共有しているものなので、カスタマイズなどできない代わりに比較的安価で提供されることが多く、初期費用を抑えたい初心者や中小企業での採用が多い。

カスタマイズできない代わりに、他のシステムとデータ連携させることで利用者のニーズに応えています。




-各システムの特徴(イメージ)-



それぞれのシステムにはメリット、デメリットが存在しますのでイメージして頂きやすいように住宅で例えてみましょう。


【フルスクラッチ:土地など自由に探して立てる注文住宅】

・メリット:自由度が高いシステム構築ができ、商材に合わせた販売方法が可能

・デメリット:初期費用、メンテナンス費用が高額になり、不具合なども自己責任


【ECパッケージ:土地や建物は既に出来上がっているが、設備を選べる建売住宅】

・メリット:価格が安価にスタートでき、カスタマイズも多少は可能

・デメリット:カスタマイズ可能だが、その後のメンテナンスは自社で行う必要がある。また、カスタマイズに制約があるためシステムの最新性を保つことが出来ない


【ASP:大家さんがいる!改装が出来ない賃貸物件】

・メリット:基本的な機能は兼ね備え安価でスタートし、ランニングコストも高くはない。また、ASPシステムメーカーが最新のシステムなどを取り入れ常にバージョンアップが行われることで最新性が維持できる。

・デメリット:ASPシステムメーカーが管理しているので、自社のオペレーションに合ったシステムでない可能性もあり。オペレーションをシステムに合わせる必要があります。


上記の様に住宅で例えるとカートシステムのイメージがしやすくなりますね。

ECサイト(オンラインショップ)を立ち上げたい理由が規模によって3種類から選んでください。



-自社に合ったシステムを探す-



自社に合ったシステムを探すには3種類の特徴を理解した上で、「予算」「オペレーション」「最新性」を軸に考えましょう。

EC業界は毎年新しいシステムがリリースされており、ASPは主流になりえるシステムはどんどん導入して最新性を保ちますが、本当に最新性を保つことが自社の商材を販売するにあたって必要かどうか考えてみてください。

もしかすると、最新性よりもオペレーションや商材に合ったカスタマイズしたシステムを導入する方が販売力強化できるかもしれません。

また、業界の流れ(トレンド)を把握することも必要になります。

EC業界の進化は目覚ましく、「アプリ開発」「顧客管理」「オムニチャネル化」など数年単位でトレンドが変わってきています。

トレンドによってASPカートには機能追加があるのにも拘らず、ECパッケージにを選び開発に着手した途端、安価なASPからリリースされたなんてことにならないように、しっかり調査しましょう。



-最後に-

システム選びは大変ですが、自社ECの運命を握ると言っても過言ではありません。

焦らずに、じっくりと情報を集めながら1社1社と商談を進めていきましょう。

アリア株式会社ではシステム選びからEC(オンラインショップ)運営のコンサルティングも可能となっております。

EC運営にてお困りのことがありましたら、是非お問合せくださいませ。

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