オンラインショップ運営者の多くが利用しているGoogleユニバーサルアナリティクスサポート終了がリリースされました。
(関連リンク:Google発表文 https://support.google.com/analytics/answer/11583528?hl=ja)
Googleアナリティクスがオンラインショップ運営の鍵となっているので、この発表は今後あらゆる方面で波紋が広がりそうですね。
ここでは、簡単にGoogleアナリティクスでオンラインショップ担当者が行っている分析を紹介し、Googleユニバーサルアナリティクスに代わるGoogleアナリティクス4への移行するタイミングをお伝えいたします。
-オンラインショップ担当者がGoogleアナリティクスで見ている分析-
①セッション数
セッションとは、ユーザーがサイトを訪問し、離脱するまでの行動を指します。リンクをクリックしたり、複数のページの閲覧・ファイルダウンロードなど様々な行動をしても、離脱するまでをセッション数は1と考えます。
朝にWebサイトを訪問した人が、夜に再度訪問した場合は、セッション数は2となります。
②CVR(コンバージョン率)
CVR(コンバージョン率)とは、「Conversion Rate」の略。
Webサイトを訪れたユーザーの内、どの程度CV(コンバージョン)に至ったかを表す数値です。
CV(コンバージョン)というのは、「最終的な成果」のことで、オンラインショップであれば「商品購入」と一般的に考えます。
CVRを求める目的はユーザーが自社製品やサービスに興味があるユーザーの内どれだけの人が購入・申し込みを行ったかを表す指標である為、この数値を効率良く改善していけば、CV数を増加させることが出来るのです。
CVRの計算方法
CVR=CV数(コンバージョン数)÷セッション数(サイト訪問者数)×100
-Googleユニバーサルアナリティクスで重要な数値が閲覧できなくなる-
セッションやCVRを導き出す数値がGoogleユニバーサルアナリティクスサポート終了すれば閲覧できなくなってしまいます。
しかし、このツールに代わる物は既にリリースされておりしっかり対応すれば問題はありません。
過去のデータを閲覧したい人はGoogleユニバーサルアナリティクスサポート終了までに
データをダウンロードしておくことをお勧めいたします。
(2023 年 7 月 1 日以降は、この日よりも前にユニバーサル アナリティクス プロパティで処理されたデータに、少なくとも 6 か月間アクセスできるそうです。)
-Googleユニバーサルアナリティクスに代わるGA4への移行スケジュール
Googleユニバーサルアナリティクスに代わるツールが「Googleアナリティクス4(GA4)」
このGA4に移行するタイミングをGoogleユニバーサルアナリティクスサポート終了するタイミングから考えると、オンラインショップ運営者としては前年同月の数値比較を見たい!という担当者が多いのではないのでしょうか?
昨年よりもセッションは多いのか?CVRは改善できているのか?
自分の行ってきた施策を答え合わせできるのがGoogleアナリティクスの数値なのです。
これを視野にいれると、今年の6月末までの対応が必要になります。
(2023年より1年前から始めることで、GA4で昨年にデータと見比べることが可能)
ただし、GA4についてはASPカートなども未対応が多いので、この辺りのベンダーにも影響は大きいでしょう。
オンラインショップ運営担当者は今のうちから使用しているカートシステムがGA4にいつ頃対応を予定しているのかの確認だけはしていきましょう。
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